isozakiaiの呟き置き場(旧:愛のカラクリ、AI日記)

彷徨ってますw ここにはツイッターおいときます。

「ベラスケスもデューラーもルーベンスも、わが家の宮廷画家でした。」

と、
《白衣の王女マルガリータ・テレサ》様がおっしゃってます展覧会、

THE ハプスブルク 華麗なる王家と美の巨匠たち 展(国立新美術館) 

に行ってきました☆
それにしても、このコピーは秀逸です! 素敵!!
目玉は当然のこと、ベラスケスなのでしょうね。
どれ見ても、巧いです。ピカソが遊びたくなるのがとてもよくわかる。うん。あの筆捌きはため息ものです。
以下、この調子でメモ。

わたしはルネサンスおたくなもので(笑)、
注文主(イザベッラ・デステ)に対してきっちりサーヴィスしまくるティッツィアーノや、
なにをみても堅実な筆致のラファエロ、
また、見ると凄いと唸らずにはいられないデューラーや、
ツンデレ美少女を描かせたら他の追随を許さないルーカス・クラナッハ(父)などもオススメです。
ジョルジョーネも夢想的でよかったな。
ヴェネローゼのユディットは、いかにもやらされ仕事っぽい他人事風情でこれはこれで嫌いじゃないです。色が抜群にイイねとか当たり前のことを言ってみる。
 
それからスペイン絵画のほうでは、
グレコが印象的と言おうかと思いながら、
覆してムリリョの大天使ミカエルが素敵でした(少女趣味と呼んでください。好きなの)。
あのスルバランはちょっとわたしには物足りなかった。
ゴヤは、そしてゴヤでした。ふつうに肖像画かいても変わりなく、いい感じに厭なとこ見ちゃうひとだよなあ。
 
フランドル・オランダ絵画はすばらしくて、ブリューゲル(父)の風景画がきてます。
肖像画家としてのヴァン・ダイクはどれ見てもよい。短編小説が書けそう。
いっぽう、ルーベンスはいつも、「どれも工房じゃないのか?」と言いたくなるのは秘密。いちお、工房とはいってるのは一品。お抱え画家ですものねv
ライスダールは彼の作品のなかでも佳品と思う。風景画のお好きなひとなら必ず見ていただきたい。わたしが好きなだけかも、だけど(笑)。
 
工芸は、ちょっとわたしには重苦しかったな。北方なのだなと。
武具はフェリペ二世の甲冑やカール五世の盾など。じつは、これを仔細に眺めにいったのでもあり。
 
それでわたしのいちばんのオススメは、
レンブラントの《読書する画家の息子ティトゥス・ファン・レイン》。
これ、2002年の別の展覧会頁ですが。
(気づいてしまったが、制作年代に異同がある。どちらの説が優勢なのか、それともはっきりしないのか気になる)
 
光の魔術師といわれるレンブラント。白い紙の反射を使って左上からVの字に顔を照らすのは、ドラマなどで女優さんの顔を綺麗にみせるテクニックなどでもおなじみ(ちなみに、写真撮りのとき膝上に白いハンカチおくだけでも違うらしいですよ。ためしたことはありませんが)。
これが、ほんとおおおに、心憎いばかりに美しい!!

そもそも北方のひとにとって、光とは「慈愛」。または「やさしさ」「ぬくもり」なのでしょう。
それを、こんなにも強く感じたことはなかったです。
レンブラント、好きだなあああ。うん。大好き。もうずっとあの絵の前に立ってたかった。

あ、そういえば。


アルベルト・ジャコメッティのアトリエアルベルト・ジャコメッティのアトリエ
(1999/11)
ジャン ジュネ

商品詳細を見る



タイトルはジャコメッティですが、レンブラント論ものってます。
勘のいいひとはお察しのとおり、ジュネとレンブラントは似てるんですよ。顔が。
この本も、アート好きなひとには絶賛おすすめ。


そして、展覧会。東京では12月14日までですので、お早めに~~。

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「女の子だってSF読むもん!!」

と叫んでみる。
宇宙の片隅の辺境ブログで。



小さなころから男の子の読むもの見るものが好きだった。
弟がいたせいもあるけど、大好きな冒険物語はたいてい男の子向けに分類されていたから。
そしてもちろん、女の子の読むもの見るものもかわりなく好きだった。
お姫様のでてくるラブストーリーなんかも大好き。
よって、わたしはとりたててものすご~くボーイッシュなタイプの少女でもなかったと思う。
むろん、ものすご~くガーリッシュなタイプの少女でもなかったはずだ。わたしの知る「弟のいる長女」の多くがそうであるように。
わたしは、ときに女の子と遊び、ときに男の子と、そしてその両方といっしょに遊ぶように、
いや、男の子女の子なんてくくりはなく、「その子」と一緒に遊ぶように、
たいして意識せず、その両者それぞれのために用意されたと思われる物語を楽々と行き来した。



それは、今も、そのはずだ。



それゆえに、異性が絶対的な「他者」であるという言説にぶつかると、戸惑う。
また、書店ではっきりと色分けされてはなればなれになった本たちに出会うと、すこし切ない。
そんなにバラバラにかたまってなくてもいいのにって。
もちろん、お互いを遠くに見つめ合うようにして置かれた本たちがあることも、わたしは愛する。


先日、


福音館書店「ボクラノSF」シリーズ刊行

という記事を読みました。
表紙も素敵だし、ラインナップも魅力的なんだけど、「ボクラノ」ということばが気になる。
わたしは「ぼく」という語の軽やかさ、自由さ、颯爽とした感じはとても好き。
だから、ここに「ボクラノ」なわけはわかる。
それがいいネーミングだとも感じる。イヤっていうほどの強い忌避感があるわけじゃない。むしろ好きだったりもする(ここらへんの少年やボクに対する憧れが、ミソジニーなのか心配になる)。
でも、なんだか割り切れない。
デモ、でもおおお、って思ってしまう。


わたしは「岩波少年文庫」の「少年」も気になる。
あのシリーズにはどれほどお世話になったかわからないくらい、またはわたしの身体の何パーセントかはあの本たちでできてるに違いないほど大好きなのだけど、
少女時代、なんか、こう、疎外されているような想いを抱きました。



だからどうしろっていうわけではないのですが。
でも、世の中にはこういうひともいるよってことだけ、お伝えしたかったのです。
そして、




たったひとつの冴えたやりかた 改訳版たったひとつの冴えたやりかた 改訳版
(2008/08/22)
ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア

商品詳細を見る




早川の表紙には昨今モヤモヤさせられることが多いのですが(苦笑)、
これは、すなおに大好き!!
改訳になってるということなので、前のはもちろん持ってるんですが、欲しくなる!



たったひとつの冴えたやりかた (ハヤカワ文庫SF)たったひとつの冴えたやりかた (ハヤカワ文庫SF)
(1987/10)
ジェイムズ,ジュニア ティプトリー浅倉 久志

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この表紙のせいで女友達にも貸しやすかったけど、男の子はちょっとって顔をしてましたね。
実体験として、本の表紙による男女の棲み分けはあるようです。
いっぽうで、ずうううううっと読みたいと思ってるくせに、なかなか手の出ないのは、この本。



イリヤの空、UFOの夏〈その1〉 (電撃文庫)イリヤの空、UFOの夏〈その1〉 (電撃文庫)
(2001/10)
秋山 瑞人

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ちょっと、わたしは手に取りづらいデス。
すみません。
面白いと噂なので読んでみたいんだけど、ん~む。
同じ電撃でも、こちらはすっと手に取れるんですよね。



七姫物語〈第5章〉東和の模様 (電撃文庫)七姫物語〈第5章〉東和の模様 (電撃文庫)
(2008/04)
高野 和

商品詳細を見る




未読!
読まなきゃといいながら、ほっておいてあるのは、出るペースがラノベとは思えないくらいゆっくりだから。でも、そのせいなのかどうかわかりませんが、物語がとても大切なものとして紡がれているように感じます。




そんなこんなで、
あくまでもわたし個人の好みでいうと、
表紙にジェンダー的なものがハッキリでないモノが好きってはなしです。
それによって男女のどちらかが締め出されてしまうのはもったいないなあって。
ことに、子供時代や思春期の読書は特別だと感じるので、そのへんを考慮してくれる出版社さんがあればよいなあという希望でした~。



『中山美代子展 おもう+かさなる+うつしだす』 来週月曜日から!

中山美代子さんの個展が来週からはじまります。
WEB WORKという手法の平面作品です(サイトの作品写真頁にリンクしています)。
公式サイトでは、過去の作品やJR東海のマナー・ポスターに使われたイラストの写真も見られます。


Miyoko Nakayama(公式サイト)

中山美代子展--おもう+かさなる+うつしだす--

2009 10/5-10/10 T-BOX(11:00-19:00 最終日16時まで) 東京
東京都中央区八重洲2-8-10松岡八重洲ビル3階
tel-03-5200-5201

2009 10/13-10/18 楓ギャラリー(12:00-19:00 最終日17時まで) 大阪
大阪府大阪市中央区上本町西1-4-20
tel-06-6761-0388

2009 11/3-11/8 ギャラリーオクムラ(11:00-19:00 最終日16時まで) 浜松
静岡県浜松市中区鍛冶町1-46
tel-053-452-7047


それからDM(PDF)に文章を書かせてもらいました。


2009縲�陦ィ・医い繧ヲ繝医Λ繧、繝ウ・・+譖エ譁ー貂医∩+_convert_20091003175418


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 『交差点』で立ち止まり

 中山さんが「作品」を広げてみせてくれた瞬間、しゃがんでそれに触りたくなった。もちろん、紙に水彩を施した作品にふれることは許されない。ただ、もしもそこに指を差し入れたなら、SFのワープ空間を思わせる色彩と線の渦のなかにもぐりこめそうな気がしたのだ。

 中山さんの作品は、2枚の紙を編むことによってできあがる平面芸術だ。市松紋様に織りあげられた表面は、紙の厚さの微妙な凹凸はあるものの、基本はフラットなものとしてとらえられる。けれど今回、縦横無尽にはしるうねりに丸いふくらみや切りたつ崖があらわれ、淡い色彩ですうっと抜けた部分に空気の層の厚みが感じとれた。そのせいで、天鵞絨の織文様を撫でるように視線を這わせていた。

 タイトルは『交差点』という。編まれて重ねられることで2枚の絵のうち半分しか表に出てこない、その必然と偶然双方に支配された画面には、選択してきた軌跡や辿らなかった道、無意識の道程とこれから突き抜けていく道筋が示されているかのようだ。

 交錯する想いにとまどいながら、近寄ったり離れたりして絵をみると、そのたびに思いもよらない姿があらわれる。升目ひとつひとつの印象の違いにおどろき、ふき取られた線のかすれに目を凝らし、竜巻や水流のようなうねりの勢いを味わい、細部と全体を見比べているとあっという間に時がすぎていく。

 いまはこの『交差点』の前で立ち止まり、過去と未来を行き交う様々な想いを目で追う喜びにひたりたい。                      
             



藝術の秋です。
お近くの方はお散歩がてら、ぜひお立ち寄りくださいませ。

展覧会のお知らせ

わたしの好きな作家さんたちの展覧会です。
お近くの方がいらしたら、ぜひどうぞv
クリックすると、絵が見られます。


ー儚いもの-
第3回 たちようこ 作品展
6月17日(水)~23日(火) 松坂屋本店 南館6階 美術画廊

〒460-8430 名古屋市中区栄三丁目16番1号
TEL:052-251-1111


色彩がとても綺麗で、見ていて気持ちがゆったり、やさしくなります。
生き物への愛があふれてるのが感じられます。



LANDSCAPE
長野順子銅版画展
6月22日(月)~7月4日(土) 画廊 編 

〒5420074
大阪市中央区千日前1-2-6
近鉄・地下鉄 日本橋駅2番出口より徒歩1分
なんば駅より徒歩5分


今回はタイトルのとおり、風景。
長野さんの描く植物、樹木の静謐な力強さと美しさに圧倒されます。





それから、すこし先ですが、

光内 亘利 展
7月6日(月)~7月18日(土) T-BOX

〒104-0028
東京都中央区八重洲 2-8-10
松岡八重洲ビル3F
TEL/FAX: 03-5200-5201

今回は船が多いとか。
船酔いするくせに船が大好きなわたしとしては今からとても楽しみですv





ではでは!

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磯崎愛

Author:磯崎愛
オリジナル小説サイト『唐草銀河』(R18一部例外あり)の管理人・磯崎愛です。
SFとファンタジーと世界文学とアート好き。
わんこ狂い。特に北海道犬!
甘辛両刀(ニヤリ)。
がらくた銀河』なんてのもやってたり☆

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